さくらインターネットでNode.jsを使用する方法について、詳しく解説します。この記事では、Node.jsのソースコードをダウンロードし、コンパイルして使用可能な状態にするまでの手順を、初心者にも分かりやすく説明していきます。

はじめに

Node.jsは、サーバーサイドJavaScriptの実行環境として広く使われています。さくらインターネットのホスティングサーバーでも、自身で環境構築することで、Node.jsを用いた高性能なWebアプリケーションの開発が可能になります。

Node.jsのインストール手順

1. 作業ディレクトリの作成

まず、Node.jsのソースコードをダウンロードし、コンパイルするための作業ディレクトリを作成します。以下のコマンドを実行してください:

mkdir src
cd src/

2. ソースコードのダウンロード

次に、Node.jsのソースコードをダウンロードします。この例では、バージョン18.12.1を使用しています:

wget <https://nodejs.org/dist/v18.12.1/node-v18.12.1.tar.gz>

注意:最新のバージョンを確認し、必要に応じてURLを更新してください。

3. ソースコードの解凍

ダウンロードしたファイルを解凍します:

tar xvzf node-v18.12.1.tar.gz

4. コンパイルの準備

解凍したディレクトリに移動し、コンパイルの準備をします:

cd node-v18.12.1
./configure

5. コンパイル

準備が整ったら、以下のコマンドでコンパイルを開始します:

make